第39回日本脳神経外科コングレス総会

会長挨拶

日本脳神経外科コングレス総会 会長 園田順彦   第39回 日本脳神経外科コングレス総会
会 長 園 田 順 彦
(山形大学医学部 脳神経外科 教授)

 第39回日本脳神経外科コングレス総会を2019年5月16日(木)~5月19日(日)にパシフィコ横浜で開催いたします。日本脳神経外科コングレスは、脳神経外科医の生涯教育と科学的研究による脳神経外科学の進歩を通して、国民の健康・福祉に貢献することを目的に1981年に設立されました。本会の設立・発展にご尽力された諸先輩方に心より敬意を表します。また、日々の診療に忙殺されながらも5,000人を超える脳神経外科医が真剣に勉強するため本会に参集していることに対しても、敬意を表したいと思います。

 今回の主題は「脳神経外科の可能性」といたしました。この「脳神経外科の可能性」には大きく3つの意味があると考えております。

 1つ目には「脳神経外科疾患に罹患した患者さんの治療の可能性」です。今まで治癒が望めないと思われていた疾患、QOLを大きく損なってしまう疾患に関して脳神経外科の進歩が、現在まで患者さんの人生の可能性をどこまで広げられたのか、また近未来において何がブレイクスルーとなり、その可能性をもっと広げられるのかについて真剣に議論できればと思います。

 2つ目は「脳神経外科学の可能性」です。本邦の脳神経外科は基本領域の診療科であり、すべての神経系に関連する疾病の予防・診断・治療に関与します。したがって、その可能性は無限大ですが、今後、どのような方向に脳神経外科学は向かっていくべきなのかを議論したいと思います。

 3つ目は「脳神経外科医の可能性」です。我々は自らの可能性を発揮する場として「脳神経外科」を生業として選択しました。働き方改革などに代表される社会の変化、高齢化社会の到来、女性医師をはじめとする医師のワークシェアリングなど我々の周囲の環境は大きく変わっていています。専攻医・女性・シニアの先生方のそれぞれの可能性についても考える機会になればと思います。

 さまざまな「脳神経外科の可能性」を学び、そして議論するために、多くの会員の皆様を新緑の横浜でお迎えできることを心より願っております。